神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

家族も他人、他人も家族

 お正月に続いて成人式ということで、家族団らん仲睦まじくされているご家族には、二十歳を迎えられるお子さんに感慨もひとしおなのではないでしょうか。ウチの場合は幸か不幸かそういった温かさはあまりなくみなサバサバしていて、特に子供とは低温状態で安定しています。絵に描いたような家族団らんをすごくうらやましく思う反面、今の状態でみな心地いいのであればそれでいいかなとも思っています。家族のスタイルはそれぞれでしょう。一人ひとりが自立して充実した人生を送れることが一番大事と思うのです。

 家族は自分の持ち物ではありませんから、そういう意味では他人の始まりみたいなものです。社会や世界に比べたら小さなユニットですが、そこでベッタリした愛着だけでなくお互い丁寧に敬意を持って接することが外の大きな世界にあっても丁寧に正しくあることにつながるのではないでしょうか。

 小さな世界に閉じこもってブロック主義や排他主義になると戦争が近づきます。どうも最近マスメディアを通じて知る限り、世の中はそのような論調になっています。大昔に流行った(誰の言葉かは別にして)”世界は一家、人類はみな兄弟”を思い出す必要があります。人はみな等しく神の子供なのですから。

「私たちは一人の例外もなく大霊の一部です。そのうちのある者の肌を赤くし、ある者を黒色にし、ある者を黄色にし、ある者を無職(白色)にしました。しかし、こうしたことは大霊の計画の一端なのです。

 いつの日か、大霊の摂理に対する理解が行き渡り、すべての肌の色の人々が混じり合い、互いに愛の心で睦み合うようになれば、地上に調和が訪れるようになります。あなた方は、肌の色の違いが意味するところを理解していません。異なる肌の色が与えられたことには重要な目的があり、それぞれが生命の摂理の成就に貢献することになるのです。すべての人種が一つに混じり合い、人間を肌の色で見分けるのではなく、その奥の魂で見分けるようになるまでは地上界に真の平和は訪れません。」(「シルバーバーチの教え」6章)