神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊的自立こそが最重要

 5月の晴れ間というのはバラが好きな人にとっては最高の時間ではないでしょうか。それまでの苦労(といってもそれも楽しい作業ですが)の甲斐あって美しさと芳しさを堪能できるからです。手狭になったスペースをなんとか工夫して今度は何を育てようかと春苗を選ぶのは悩ましくてもとても楽しいし、傷だらけになりながらもつるバラを誘引し直す作業は天国での時間のようです。

 さて今年の春苗を見て気づいたのですが、それぞれの品種の説明に、単体で自立するとかフェンスに絡ませるのを推奨とか書いてありました。しかし株立だろうとつるバラだろうと人間が手を加えなくても自力でどんどん広がろうとするのが本来の植物の姿だろうと思います。植物が個々に太陽に全身を向け力をもらって自力で成長していきます。

 人間も本来はそうなのです。霊的太陽から霊力をいただいて霊的自立し、各自で成長していきます。そのことを知って自分も自立し成長していけるのだと悟って前進していってほしいと、霊界の高級霊は他の何よりも願っています。

「本当に大切なのは神の子として授かった掛け替えのない霊的遺産を存分に発揮することです。その光輝、その気高さ、その威厳の中に生きることです。」

「人生の重荷をかかえた人があなた方のもとを訪れた時、大切なのはその人の魂に訴えることをしてあげることです。(中略)その喜びの体験を通して魂が感動し、宇宙の絶対的な規範であるところの霊的実在に目覚めなければなりません。」

「こうして私どもが地上へ舞い戻ってくる本当の目的は、地上の人間の霊的覚醒を促進させることです。」

(「シルバー・バーチの霊訓」9章)