永遠の時間と無限の可能性が私たちの目の前に広がっています。心浮き立つ思いがします。神は私たち人間を「豊かな余裕の中で」「生きる喜び」にあふれて暮らす存在として創造なさったのです。そこには人間の思い込みを簡単に覆してしまうような驚異的なパワーの裏打ちもあるのです。
「困難というものを、霊の真価を発揮させるための挑戦課題として歓迎することです。人間も潜在的には地上で最強のパワーを秘めているのです。その力で克服できないほどの悪条件、障害、難題は地上には発生しません。」クロアチアだろうとブラジルだろうと何するものぞという気持ちになるかもしれません。が、この最強のパワーも正しい用法を守って使わなければその本来の力を発揮することは出来ません。余裕を感じたり喜びにあふれることは結果であって目的ではないのです。
「気を締め直してください。あなた方は地上の混乱や戦争、悲劇や憎しみ合いの根源である物欲第一主義が生み出す見苦しい悪感情のかずかずーーー貪欲・強欲・愚かしい利己主義等々ーーーとの大々的な闘争にたずさわっているのです。」
最強のパワーは何のためにあるのか。神の意図に反する様々な悪を打ち倒し真理（摂理）を宇宙の隅々にまで成就することです。
とはいえ、そのために何もかしこまって、真面目くさっていなければならないことはありません。一人ひとりが自分のできること、いいえ好きでやりたいことをとことん突き詰めることで社会を良くすることに絡めていけばいいのです。
だからやっぱり心の浮き立つ思いがするのです。
（「シルバーバーチ最後の啓示」105,106頁）
