神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

真理を知った責任

 知識には責任が伴うと言われます。真理を知ったならそれに従って生きなければ。ついそれまでの習慣だからとか、ちょっと面倒くさいからとか、少し気にはなるもののそのまま軽く流して忘れてしまったら、ゆくゆくそのことを大いに悔やむようになるのです。

「今のところ、根本的には人間も霊的存在であること、誰一人として他の者から隔離されることはないこと、進化はお互いに連鎖関係があること、ともに進み、ともに後退するものであるという永遠の真理が認識されておりません。

 それはあなた方スピリチュアリストの責任です。常々言っておりますように、知識はそれをいかに有効に生かすかの責任を伴います。いったん霊的真理に目覚めた以上、今日や明日のことを心配してはなりません。」

 シルバーバーチの時代には真理を知っていながら取越苦労したり心配をやめられない人が多かった。そのことをやんわりと批判しています。しかし時は流れ真理の普及につれて、「スピリチュアリストの責任」もただ泰然自若としているだけでは到底果たせるものではなくなっています。もっと積極的でなければ。

「残念ながらこうした重大な意味を持つ真理に気づいている人は少数であり、まだ多数とは言えません。大多数の人間は物量、権力、支配、暴虐、隷属(させること)こそ力であると思いこんでおります。しかし神の子はすべて身体と精神と霊において自由であるべく生まれているのです。」

 霊的真理と霊的自由のためにもっともっと何かしなくてはならないはずだ、とは思うのですが、それが何なのかまだわからないでいます。

(「シルバー・バーチの霊訓8」5章)