神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

愛があるから成長できる

 最後まで残るものは信仰・希望・愛。そのうち愛がもっとも大いなるものである。聖パウロがそう語ったとのことですが、なぜ愛がもっとも大いなるものなんでしょう。どれほど愛に乏しい人も絶対にこれだけはある、というのが大霊の愛です。その人がそもそも存在しているという時点でもう確実なのです。だから自分には愛なんて無いとおっしゃらないでください。

「宇宙には斥力(反発力)があるように引力(親和力)もあります。親和性のある者どうしが自動的に引き合い、引かれ合うという法則です。愛は、霊力と同じく、宇宙で最も強力なエネルギーの一つです。バイブルにも、愛は摂理の成就である、とあります。摂理として顕現している大霊は、愛と叡智の権化だからです。」

「本質的には人間は大霊と一体です。霊性においてつながっているという意味です。ですから、心配・不安・悩みといった低級感情を消し、大霊の計らいに絶対的な確信と信念を抱き、世俗の喧騒から逃れて魂の奥に入り、平安と静寂の中に休らい、不屈の精神に燃えることです。」

 私たちはみな大霊とつながっていて引力が働き続けています。その力に気づこうが気づくまいが。それでなんとか大霊に近づくために無意識にでも成長しようとするのです。

 人間の霊的成長の歩みは、まず真理の知識を得て霊的覚醒することによって本格的にスタートします。その真理に従って実践し精進することでさらに成長し大霊への絶対信頼・確信へと至ります。このすべてのプロセスを推進する力が愛です。愛があるからこそ信仰も希望も永遠に続くのです。

(「シルバーバーチ最後の啓示」42,48頁)