神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

「チャンス」の捉え方

 日常生活は、ある意味チャンスの連続です。ということはそれをうまく捉える人はますます恵まれ、間違って捉える人は、もともと持っているものまで失ってしまうかもしれません。

「あなた方が大事に思っておられることが私たちにはどうでもよいことに思えることがあります。反対にあなた方がどうでもよいと思っておられることが私たちから見ると大事なことである場合があります。その違いは視野の置きどころの違いから生じます。分数の計算でいえば、人生70年も、永遠の時で割れば大した数字にはなりますまい。」

 永遠の霊的人生を送る上で、どういったことを抑えどころと捉えるかが大事です。モノの豊かさ、健康長寿などは結局一瞬の儚い夢に過ぎないのです。

「それぞれの魂に、地上生活中に真理を学び自我を見出すためのチャンスが用意されております。」

 真の自我の発見。これがまず1つ目の抑えどころです。しばしばこれは苦痛や悲しみの体験に伴って起こることがあります。

「真理は心を固く閉ざした人の中には入れません。受け入れる能力のあるところにのみ居場所を見出すのです。真理は宇宙の大霊と同じく無限です。あなたが受け取る分量はあなたの理解力一つにかかっています。理解力が増せば更に多くの真理を受け取ることが出来ます。」

 心を開き続けること。これも大事なことでこれを通じ真理を吸収し理解力が増し、ますます多くの恵みを得ることが出来ます。

 霊的真理を授かることは、「これから開けゆく人生でそれが何よりの力となってくれるからです。」

「あなたは人生の目的を理解し、無限の愛と叡智から生み出された雄大な構想の中に自分も入っているのだという認識をもって、人生の大冒険に立ち向かうことが出来ます。それは何ものにも代え難い貴重な財産です。霊的武器を備えられたのです。」

 霊的自我の発見と霊的成長。これを第一とする価値観でもってチャンスを捉えていくならば、「マタイ効果」を有効に活用できます。

(「シルバー・バーチの霊訓8」6章)