神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

私の責任、その人の責任

 霊的真理との回線が復旧し霊的覚醒がおこって、さあこれから神の地上部隊として働くぞというとき(ここまで来るのも長い道のりですが)、その人の負うべき責任とは何でしょう。霊力の灯台としてどのようなことを心掛けておかねばならないでしょう。

「霊的能力を授かった人の責任は、いつでも手を差し伸べる用意をしておくことです。あなたが力になってあげることの出来る人が連れてこられます。あなたの方から探して回ることはありません。あなたから発せられる霊的な光輝によって、そういう人が引きつけられるのです。その時こそあなたが人のために役立つことが出来るチャンスです。」

 真理に心から納得し吸収できたら、今度はそれをリレーしていく役割が与えられます。真理のバトンを手渡ししようとして、もしも相手が突っぱねたり捉えそこねたりしたとしてもそれは相手の責任になります。伝え手の責任はいついかなる人に対しても、真理のバトンを手渡す用意をしておくことです。そのあとのことでヤキモキ感情的になっても詮無いことです。

「あなたが精一杯の努力によって、かりに成果を上げることが出来なくても、それはあなたが悪いのではありません。その人がまだ霊的な用意が十分でなかったということです。そんな時、折角のチャンスが実らなかったことに、ひそかに涙を流してあげて、またいつか、チャンスが巡ってくることを祈ってあげることです。」

(「シルバーバーチ最後の啓示」48,49頁)