「霊的能力を授かっている者は、それを発揮させねばなりません。それがその人に課せられたサービスです。いかなることが起きようと、その能力を授かったがゆえの特権を行使することによって、自己実現に努めなくてはなりません。」
自分では霊的能力を授かっている実感は持てないのですが、授かっているとは信じたい。もうこうなったらそう思い込むしかありません。能力なんてあると信じたモン勝ちかもしれませんよ、実際・・・。で、今日はどんなサービスができるでしょうか。
今朝の新聞の一面に、富士山や北海道から発射されたミサイルの射程ということで日本を中心に円で囲んだ地図がのっていました。
考えてみれば驚くべきことです。自分が子供の頃は日本がミサイルを発射するなんてとんでもないことでした。それがほんの数十年の間に大きく変化してしまいました。それとも実際は逆で、ミサイルを考えなかった時代のほうが異常事態でそれが解消されただけなのかもしれません。それだけ人間と軍事や戦争は切り離せないものということでしょうか。そこからはいつまでたっても脱却できないということでしょうか。
とはいえこれは霊訓の内容にも通じることですが。武器を持つことと実際にそれを使用することとでは、摂理におけるその後の影響は次元も大きさも違ってきます。
中国や北朝鮮に対してミサイルを向けることがどういう結果をもたらすか、そうすることが本当に必要なことなのか、それは専門家に考えてもらうことにして少なくとも真理に導かれたものの取るべき道は常にこれです。「霊力に優る力はこの地上には存在しません。万事休す、と思われた絶体絶命の窮地からでも救い出すことの出来る力をそなえております。」もちろんミサイルに霊力で対抗しようとは思いませんが、まずは一人ひとりが今この瞬間から始めて一瞬一瞬霊力を発揮しつつ生きることが大事かなと思います。
(「シルバーバーチ最後の啓示」66頁)