神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

私心のない大望を!

 私の好きなBSの番組でぶらぶら美術館というのがありまして、そこで先日は鎌倉に新しく出来たアンティーミュージアムを紹介していました。その建物は隈研吾の設計で、しかもその膨大な展示物は全部プライベートコレクションだといいます。で、館長はどんな方かというと実にダンディな若者(私から見ると)なのです。これはどういうカラクリがあってこんなことができてしまうのか。そう思ってしまうのですが、元手となるお金の動きというのは一般人の考え方を遥かに超えることがあるようです。

 お金で好奇心にフタをしない、お金がないから夢を諦めたり、スケールを小さくしたりしない、そうやってアグレッシブに生きていると人やお金が後から付いてきてついには帳尻が合ってしまうそうなのです。今どきの大金持ちはそのように発想し行動するそうです。まあそんなふうに普通はできないからそういう人のもとにお金が流れていくということでしょうが。私もプライベート美術館を作ってやるなどと大望を持ち続けられれば実現するのかもしれませんね。

 ですが重要な点を忘れるわけには参りません。

「動機が肝心です。私心があってはなりません。同胞が手にすべき当然の権利を獲得するために尽力するということであらねばなりません。」(「シルバーバーチ最後の啓示」118頁)

 アンティーミュージアムの館長もアンティークの奥深さ美しさを一人でも多くの人に知ってもらいたいというのが動機でした。何のために夢を実現したいのか、そこが肝心です。

 もっとも我が身を振り返ればこれといった大望も野心もなく、気楽な日常に小さく固まって安住していることに気づきます。まずこの状態から抜け出すことが先決です。