神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

神の大計画

 またテレビの話になりますが、私はまるで子供のようにUFOとかUMAに関することが大好きで、先日もそんな番組に2時間も見入ってしまいました。なんでも南米で宇宙人のミイラが見つかったとかで、まるで作り物のようですが詳しく調査するとDNAを持っていて、人間のものと30%ほど一致するとのことです。番組では人間の形をした生物がたった30%しかDNAが一致しないのはありえないと言っていましたが、私は地球のものでない(という仮定で)訳のわからない代物にDNAがあるということ自体驚きなのです。地球を遠く離れたどこかの天体にもDNAがあるというのはどういうことを意味するのか。

 地球と宇宙とは区別できないのですね。地続きなのです。地球もイスカンデル星もM78星雲も、みんな大きな大きな大自然ということになると思うのです。非常に多様な環境の違いがあるとはいえすべて大霊の創造によるものです。その大霊が大宇宙全体に霊的存在を送り届けられました。その分霊が自我を表現する手段の一環としてDNAを持つようになりました。これらのことからして大霊はある計画をもって宇宙を運営されていると推測できます。ただ成り行きのまま大霊が崩壊してばら撒かれ拡散したのではなく、全体進化の大計画のもと摂理の法則に則って行われたことなのです。

 このような永遠不滅の大計画があるということ自体どれほどありがたいことでしょう。これによって、私たちの存在には消えることのない確かな意味があり、霊的連鎖の中で自分を役立たせていくことができ、そうする中で必ずより良くなっていくということを確信させてくれるからです。私たちは霊なので死んでからもずっとこの向上の道を歩んでいけるのです。

「皆さんは霊の威力をその目でご覧になり、地上生活の背後の計画と目的とを、チラリとではあっても明確に理解することが出来ているという点において、豊かな恩恵に浴しておられます。その結果として皆さんは、究極的には全人類を包含する無限の連鎖の輪となることができます。何となれば、その輪は霊的なものであり、霊的には人類は一つだからです。

 地上の人類を物的に差別しているものが何であろうと、不滅の霊的連鎖に比べれば物のかずではありません。霊の絆は、国家の別、民族の別、宗教の違い、政治理念の違い、その他いかなる種類の違いをも凌駕します。大霊は、無限の叡智によって地上のすべての子らを一つの霊的大家族として創造なさったのです。この崇高なる事実が、いつの日か、地上世界がそれ本来の遺産である平和を獲得することを可能にしてくれることでしょう。」(「シルバーバーチ最後の啓示」123,124頁)