神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

真理とは、とどのつまり進化・成長である

 よく、常に感謝しなさいとか、情は人の為ならずとか言われる理由として、そうしていればいずれは巡り巡って自分にとって健康や幸福など良いことにつながるからと説明されたりしますが、それだと結局自分の利益本位となり、真理からはずれてしまいます。

 嫌なことでも感謝せよとか、自分は損でも親切にせよというのは、そうするうちに慈悲、慈愛、寛容、協調、奉仕、また洞察力といった、霊性が開発されて霊的成長につながるからです。それも自分の成長のためだから利己的ではないのかとも思ったりしますが、それは単純な個人の利益というレベルではありません。それが自分であろうと他人であろうと霊的成長、進化することは摂理ですから正しいのです。霊的成長は自己中心とか利他精神とか相対的なレベルを超えた話、つまりこれこそ真理ということになるのです。

 何冊もの本となって書かれている霊的真理ですが、大雑把に一言でいえば、霊的成長のことなのです。霊は成長し進化し続けるものということであり、成長するため方法、霊的成長に対する考え方、そういったものの全体を霊的真理と呼んでいるのです。

 私たちの生き方すべてに関わってくることにもなります。一挙手一投足が真理と無縁ではありません。

「一人ひとりの魂が自分の努力によって成長と発達と進化を成就しなくてはならないのです。そうした努力の末に確信を得た魂は、もはや霊的真理をおろそかにすることは絶対にありません。」(「シルバー・バーチの霊訓8」6章)