神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

健康についての考え方

 歳を取ってくるとみんな健康に大きな関心を寄せるようになってサプリなどを試してみるものですが、霊的真理は健康についてどのように語っているかというと、要は気にし過ぎている、そもそも健康について捉え方が間違っているということです。

「私が見る限り地上の大多数の人間は自分自身の永遠なる部分すなわち霊的自我について事実上何も知らずにおります。生活の全てを肉体に関連したことばかりに費やしております。」「肉体に関して必要なことはすでに十分な注意が払われているからです。」

 人間は肉体だけの存在ではありません。身体について正しい捉え方は、霊的自我が自己表現するための道具であり、霊の宿であるから、そのために大切にするということです。その目的に適うように大切に扱い、決して乱用(アブユーズ)したり虐待してはいけません。しかしそれ以上に身体について心を注ぐのは無駄ということです。意識をもっと霊的自覚、霊的役割に注ぐべきなのです。

「霊的事実を受け入れることの出来る人は、その結果として人生について新しい理解が芽生え、あらゆる可能性に目覚めます。霊的機構の中における宗教のもつ意義を理解します。科学の意義が分かるようになります。芸術の価値が分かるようになります。教育の理想が分かるようになります。こうして人間的活動の全分野が理解できるようになります。一つ一つが霊の光で啓蒙されていきます。」(「シルバー・バーチの霊訓7」11章)

 このようにして正しい人生観をもって健全に生きていく。それを健康と呼ぶのだと思います。