神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊的エピジェネティック理論

 DNAというのは考えれば考えるほど不思議で面白いものです。人体を構成する何十兆ものすべての細胞に全く同一のものが含まれているのです。それが細胞の役割に応じて必要箇所だけが活性化しそれぞれの組織を作り上げていくのです。人間の全設計図がDNAです。DNAは神なのではないでしょうか。いいえそのDNAを作った方が神なんですけれど。

 そういうわけでDNAには間違いなく神の素が含まれています。そういう理由もあってすべて人間は種子として神性を持っている、神のミニチュアであると言われます。しかし実際に神に向かって成長できるかどうかはDNAをそのように活性化できるかにかかっています。やり方がまずいと神とは真逆のような人間へと堕落してしまうこともあるのです。

 常に霊性を優位に保ち同胞に愛の手を差し伸べることでまずサイキック能力が活性化し、やがてスピリチュアル能力が高まって成長へと邁進していきます。

「人間は霊的存在である以上、宇宙の大霊すなわち神の属性を潜在的に所有しております。あなた方一人ひとりが神であり、神はあなた方一人ひとりなのです。一人ひとりが神の無限の霊力の一翼を担っているのです。地上への誕生はその大霊の一部が物質と結合する現象です。その一部に大霊の神性の全てが潜在的に含まれております。いわば無限の花を開かせる可能性を秘めた種子と言えましょう。」

霊性が本来の優位を確保していくに従って霊的叡智、霊的理解、霊的平穏、霊的自信、霊的静寂が増し、不滅の霊力とのつながりを自覚するようになります。」

「人間が同胞に向けて愛の手を差し伸べんとする時、その意念は自動的に霊界の援助の力を呼び寄せます。その、人のために役立とうとする願望は魂をじっとしていられなくします。そして、やがて機が熟して魂が霊性に目覚める時が来ます。その時からは自己の存在の意義を成就する目標へ向けて意識的に邁進するようになります。」

(「シルバー・バーチの霊訓1」9章)