神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

超巨大生命体の中の私

「これ(霊的真理)を日常生活に活用すれば不安や悩み、不和、憎しみ、病気、利己主義、うぬぼれ等々を追い払い、地上に本物の霊的同胞精神に基づく平和を確立することでしょう。」

 ここにある数々の問題は世界を小さく狭く短く捉えることから来ていると言えます。みみっちいのです。特にその多くが他人と自分を比較することから生じます。生命の真理は地上の一人一人を孤立した存在とみなすことは決してありません。生命は神であり全宇宙に行き渡っています。そういう観点からすれば一人ひとりが超巨大生命体の一部であり同胞ということになります。

「霊的真理を一つでも多く理解していくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からのエネルギーを受けやすい体質にしていきます。」

 超巨大生命体である神はどのような原理で活動しているでしょうか、それが理解できればその部分に当たる我々も生命力に満ち溢れることでしょう。

「地上とのつながりをもつためには、それなりの道具がいります。つまり霊力を送り込むための回路が必要です。心霊能力の開発や霊的発達は、一つにはその霊力の受容力を増すということでもあります。魂の本性がそれぞれの背後霊とうまく調和するということが、イザという重大事、困難、危険に際して霊力を授けやすくします。」

 霊訓の中では霊力と言いますが、本文のすぐあとにも出てくるように、生命力そのもののことなのです。生き生きと生命力に満ち溢れた人が超巨大生命体に充満するエネルギーを体現する道具、回路ということになります。そのような人となるためには自身の魂の本性(自分の本当にやりたいこと、魂に刻んだミッション)にどこまでも忠実であることと、その人の背後に連綿とつらなる目には見えない生命(背後霊、指導霊、高級霊)からの導きに素直に従うことが鍵となるようです。だから決して自分を孤立した存在、地上限り、限りある存在とみなしてはいけないのです。(「シルバー・バーチの霊訓1」5章)