神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊光に意識を向ける

 毎朝の祈りの中でいつも意識することですが、「すべては自然の摂理の問題です。ご承知のように奇跡というものは存在しません。すべては無限なる愛と叡智によって支配されているのです。」

 こんなに安心なことがあるでしょうか?喜ばしいことがあるでしょうか?宇宙は極微から極大にいたるまで途切れること無く永遠に、愛と叡智によって摂理を通じて経綸されているのです。何を心配することがあろうか、ということです。

 不安、悲しみ、怒り、後悔などすべての苦しみは神の視座からすればその人がよりよく成長進化していくための糧です。自分自身がそのような視座に少しでも近づけたなら。そう願って祈っています。

「つねに霊の光に照準をあてるように心がけてください。この世的な問題に煩わされてはなりません。」

 愛と叡智にあふれた霊の光を意識すると私たちにどのような変化が生まれるのでしょうか。霊的なエネルギーの物的なものへの転換はどのようにしておこなわれるのかという質問に対して、シルバー・バーチはこう答えています。

「いにしえの賢人が指摘している”第三の目”とか太陽神経叢などを使用することもあります。そこが霊と精神と肉体の三者が合一する”場”なのです。」

 いま脳科学の分野ではニューロンではなく、脳の”スキマ”が最後のフロンティアとして注目されているそうです。ニューロンはいわばコンピューターです。しかしそれを覆うようにして、コンピューターが働く場を提供しているスキマ、間質液などの役割が心のあり方に重要な働きをしているようなのです。若い時はそのスキマが大きくて体験を通じ柔軟にすばやく学習することができるのですが、段々とそのスキマが減少し頭が固くなってきます。

 この世的な煩わしさを離れ、意識を安心して愛と叡智に溢れた霊の光に向けることで、脳のスキマが心の場として活性化するのかもしれません。

(「シルバー・バーチの霊訓6」2章)