神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

進化で広がる自由のフィールド

 自宅の近所に万博記念公園というのがありまして、今は普通の大きな公園という感じなのですが(入園料はかかります)1970年に万博が開かれた場所です。今でも岡本太郎太陽の塔は大変迫力があります。


 その万博のテーマが”人類の進歩と調和”だったのですね。50年以上前のことなのにすごいテーマだと思いながらも、未だにほんの少ししか実現出来ていないとも感じます。科学技術は大いに進歩しましたが”調和”の観点からは多様性とか包括性とか叫ばれているわりには、右と左、国と国、文化と文化、肌の色と肌の色、性的志向性的志向などなどでいがみあっています。まあそれも一種の好転反応(そういうのが本当にあるのかどうか定かではありませんが)で全体としては進歩しているのは間違いないのですが。

 多様性が嫌でスッキリ統一されているのが好きな人には、色々なのが混じり合っているのは取っ散らかした感じがして嫌なのかもしれませんが、ひょっとしたら見た目だけに囚われているのではないでしょうか。あるいはただ慣れ親しんでいないということだけで心を閉ざしてしまうのかもしれません。しかし、”進歩と調和”の調和は物的調和だけでなく精神的調和、さらには霊的調和へと進歩していかねばならないのです。

 進歩・進化した人類はそうやって物的なだけの調和を自由に飛び越えてさらなる高次の調和を目指すのです。進化すればするほど自由になれるというのはそういうことができるようになるからです。

「大霊は、朝日や夕日の美しさ、夜空を埋め尽くす無数の星の輝き、小鳥のさえずりの楽しさとは関わっていても、雷雨や嵐や稲妻とは関わっていないと言うことはできません。すべては大霊の法則の働きによって生じているのです。

 その意味では、堕落した人間や同胞に害を及ぼすような人間の存在も大霊の責任であると言っても、必ずしも間違いではありません。しかし忘れないでいただきたいのは、一人ひとりの人間に、霊性の進化の程度に応じた「自由意志」が与えられているということです。霊的段階を高く上れば上るほど、自由意志を行使できる範囲が広くなります。つまり現在のあなたが、あなた自信の限界をつくっているということです。しかし、あなた方は大霊の一部であるがゆえに、地上世界で生じるあらゆる困難や障害を克服することができるのです。」(「シルバーバーチの教え」5章)