コミュニケーションのドアは、慎重に開けるようにしましょう。外から無理やりこじ開けようとするかもしれません。そんな時は要注意です。
霊界とのコミュニケーションも同様に、そのドアの取扱に注意が必要です。ルールに従って準備するのが賢明です。
「いったんコミュニケーションのドアが開かれますと、進化の階梯からいって上は最高の天使級から下は最下層の低級霊に至るまでの、ありとあらゆる霊的存在による影響にさらされることになります。」
「親和力の原理で、同じレベルの地上の人間と簡単につながりができます。低い者であれば麻薬とかアルコールなどの習慣で霊界の低級霊が引っつきます。高潔な人間であれば高級界の霊とのつながりが出来て、崇高なインスピレーションに接することができます。」
自らの霊性を疎かにしたまま、不用意に興味本位にドアを開けてしまうと、その人の状態はより一層悲惨なことになりかねません。
高級霊はそんな乱暴なことはしません。ただそっとインスピレーションを扉口に置いていくだけです。ソフトな交流から始めていくためにも、コミュニケーションにせっかちにならずに、まずは霊性を高めるのが本道です。
(「シルバーバーチ最後の啓示」159頁)