神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

大事なものの在り処

 万物の創造主である神、大霊はまた森羅万象の中に存在してもおられます。地震にも爆弾にもミサイルにも大霊はおわします。ウクライナの集合住宅にミサイルが打ち込まれたニュース。どうすればこんな血も涙もない害悪が生じてしまうのか。これも大霊の摂理の中で順序立てて考えなくてはなりません。戦争の原因は経済や宗教などの問題と言われますが今回見ていて感じるのは最後の一線を超えさせるのは指導者のプライドではないかということです。プーチン氏のプライドさえ傷つけないように用意周到に立ち回れば、今回のような被害や戦争そのものさえひょっとしたら避けられたのではと感じます。

 地上は不完全な者同士、限られた五感で世界を認識する者同士が互いに痛い目にあいつつ学び向上していく世界です。プライドと言うか自信というか、それを何か形あるもの(例えば宮殿のような場所に住むとか)で持っていないと失ってしまうような段階を離れて、内なる神の国を信じるがゆえの自信と誇りへと進化していきます。みなが”ボロは着ててても心に錦”になれば戦争は起こりません。

 まあ、そんな極端な無い物ねだりでなくても、相手のプライドを暴発させないやり方を工夫することはできるのではないでしょうか。

 このように書いていると我儘や権勢欲を助長しているようですが、大霊の摂理は必ずそのツケを支払わせます。プーチン氏は永遠の霊的人生の中でどれほど苦しむ羽目になるのかわかっていないのです。

「行為が生み出す結果は絶対に避けられません。私たちには、大霊の摂理を変えることはできません。蒔いた種が生み出す結果は、自分で刈り取らねばならないのです。利己主義という種を蒔けば、それ相当の結果を刈り取らなければなりません。高慢・嫉妬・怨恨・貪欲・敵意・不信・猜疑心ーーーこうしたものが積もり積もって、戦争・困窮・不和といったものを生み出します。」

「生命の旅路は進化であり、進歩です。向上を求めての葛藤です。発達・発展・拡大・拡張です。あなた方が”善”とか”悪”とか言っているのは、その旅路における途中の段階に過ぎず、終着点ではありません。あなた方は、その不完全な理解力によって判断しているのであって、ある段階から見て上のものを”善”と言い、それより低いものを”悪”と言っているに過ぎません。それはその段階でのあなた方なりの考え方であり、その状況から離れたときには、あなた方は別の判断をするかもしれません。が、いかなる状況にあっても、大霊はすべてのものに内在しているのです。」

(「シルバーバーチの教え」5,6章)