神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊的社会生活への備え

 地上人生を終えるのに向けてエンディングノートを書く人もいるようですが、そんな希望のない手慰みのような作業は止めて、死んだ後の生活に向けてのエントリーシート作りにもっと注力したほうがいいのです。

 死後向かう世界を霊界と呼んで、なんだかおどろおどろしい曖昧模糊とした図を想像しないほうがいいです。そこは学校を卒業してから向かう実社会であり、職業生活が待っているのです。といってもお金を稼ぐのではありませんが、自分の役割を果たすことが求められる社会なのです。

 そこでの生活のために今のうちから自分はどのような(霊的)個性がありどのような役割(ミッション)を果たしたいのか、自分自身の霊について少しでも理解しておくことが必要です。(地上の)学生時代にそういう自分を知ることを疎かにしていると、就職の際悲惨なことになる恐れがありますが、他界する時も同じことが言えるのです。

「人生の究極の目的は、その、あなたという霊の属性を発揮することです。逃れることのできない肉体の死とともに始まる次の段階の生活にそなえるためです。」

「勉強が十分にできていないと、(中略)社会へ出てから困ります。それと同じです。あなた方はこの世を去ったあとから始まる霊的生活のためのトレーニグを受けるために、今この世に置かれているのです。」

「内部に宿る霊性ないし神性を発揮する機会を存分に与える必要があります。その霊性こそ大霊なのです。あなたの内部に潜む大霊です。それを発揮する機会を求めるのも地上生活における義務です。そのために肉体をたずさえて生まれてきているのですから。」

 霊的社会参加に備えて、霊的属性を発揮し、自分の霊性について少しでも親しみ、理解し、身近なものとしておきましょう。そうすることが訓練場である地上生活の真の目的なのですから。(「シルバーバーチ最後の啓示」145,146頁)