神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

自分自身について知るということ

 この世的な価値よりももっと尊く、そのためにのみ働くべきとされる真実とは、一体どのようなものでしょうか。

 それは欲望を充足させたり、気持ちを高めたりといった一時的な作用をもたらすものではなく、もっと人生全体に関わってくるものです。人間の土台に関わってくるものです。つまり生き方に関することなのですが、地上人生に限定されず永遠に変わることのない、人間存在の根源についての真実です。

「(霊的真理を知ったということは)地上では推し量ることができないものを手にしたといういことです。大霊の真理についての貴重な知識を得たということです。皆さんは、自分の魂が大霊の偉大なる魂とつながっていることを悟られたのです。すなわち、自分が大霊の一部であることを知ったということです。霊界から派遣されているメッセンジャー高級霊)のバイブレーションに、いかにして反応すべきかを学ばれたのです。

 それほどのものに比べれば、物的なものはいかに高価なものであっても、全く価値はありません。今は物質界にいる皆さん方も、これから霊の世界で計り知れない歳月を生き続けます。そして、この交霊会を通して得た知識や叡智が、地上で物的身体のために一生懸命に求めていたものよりも、はるかに貴重なものであることを実感するようになります。」

 高級霊たちは、霊訓と呼ばれる通信を送ってくることによって、この真理の宝をなんとか地上人に伝えようとしてくれています。

「自ら犯した過ちから人類を救い出し、もっと気高くて優れた生き方を教え、奉仕の人生を送ることによって魂と霊と精神を豊かにし、この世的な平和や幸福ではなく、崇高で霊的価値のあるものを得させてあげたいと願っているのです。」

(「シルバーバーチの教え」2,3章)