神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

正面から恐怖心と向き合う

 人として発揮すべきは神性すなわち慈悲・慈愛・寛容・協調・奉仕ですが、わかってはいても実行が難しい。中にはむしろそういうことに反発する人もいます。心頑なに自己責任論を振りかざし他人を裁き、自分自身困っていても助けを求められず孤独なまま鬱々と暮らす人が。何故そういうことになるのかというと心の中に恐怖を飼っているからです。

 誰でも恐怖心は抱えますが普通はそれと向き合って克服していきます。しかしそうせずに恐怖心にフタをして心のなかでずっと飼い続けているとそれがさまざまな悪さをしだすのです。生きる喜びが奪われ病気にもなりやすく短命になりがちです。

「恐怖心こそ人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。恐怖心は理性を挫き、枯渇させ、マヒさせます。あらゆる苦難を克服させるはずの力を打ちひしぎ、寄せ付けません。心を乱し、調和を破壊し、動揺と疑念を呼び起こします。」

 心のなかに恐怖心を住まわせないようにしましょう。そんなものよりずっと強力で永遠に確実な霊力すなわち神の力を手にするのです。

「つとめて恐れの念を打ち消すことです。真理を知った者は常に冷静に、晴れやかに、平静に、自身に溢れ、決して取り乱すことがあってはなりません。霊の力はすなわち神の力であり、宇宙を絶対的に支配しています。ただ単に力が絶対というだけではありません。絶対的な叡智であり、絶対的な愛でもあります。生命の全存在の背後に神の絶対的影響力が控えているのです。」(「シルバー・バーチの霊訓1」3章)