神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

愛の訓練

 新しい職場になりました。これまでと打って変わって人が多く騒々しく内向的な自分にはつらいものがあります。

「私にできることは、いつの時代にも適用できる真理を繰り返し説くことです。それを受け入れ、生活の基盤にするのはあなた方の役目です。それは容易なことではありません。しかし、もしも容易であったらそれだけの価値はないことになりましょう。」

 どうして真理を基盤に生きることは容易ではないのでしょうか。それは真理が外へ出て自己を拡大させることを目指すからです、一方では私たち個々の存在は”存在”ですから形を保とうとする力が必然的に働きます。その守りの力を打ち破って拡大成長していかねばならないからしんどいのです。

 このことは(高級はない普通の)霊たちも同じと思われます。わざわざ見ず知らずの人に手を差し伸べようとは思わないからです。

「地上世界へ戻って来るにはたいへんな努力が要ります。あえてそのたいへんな努力をしようとする霊があなた方に対する愛念を抱くものに限られているというのも、そこに理由があるのです。愛念こそが自然に、そして気持ちよく結ばれている地上の縁者を慰め、導き、手助けしようと思わせる駆動力なのです。地上を去り、まったく次元の異なる世界へ行っても、地上に残した者に対する愛念があるかぎりは、いかなる障壁をも突き破り、あらゆる障害を克服して愛する者とのつながりを求めます。」

 私にいま最も求められているのは、周りの人々をどうやって愛していくか、その愛の訓練だと思わざるを得ません。(「シルバー・バーチの霊訓1」4,5章)