神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

人づてにもたらされる静かな革命

「心に傷を負い、精神的に打ちのめされた人、人生に疲れ果てた人、生きる意欲を失った人、不幸のために心を取り乱している人、暗闇の中に光を求めている人ーーー私たちはこうした人々を快く歓迎してあげなくてはいけません。」

 このように見るからにわかりやすく自ら苦しんでいる人たちだけではありません。毎日毎日ニュースを賑わせる犯罪に走ってしまった人たちも、元はと言えば自分が何者で何が真理かを知らないがために正しい視野を持てず欲望の奴隷になるしかなかったのだと思うのです。そういう人も神が完全な叡智と愛の存在であり、それらをともなって永遠の摂理をとおし極小から極大にいたる全宇宙を完全に経綸されていること、我々は肉体ではなく永遠の霊なのであり、永遠の視野をもって自らを築き上げていくべき存在なのだということを悟れば、様々な地上限りの欲望に振り回されるままとなるはずがありません。

”これこそ基盤とすべき原理”。霊的真理を通じ人づてに成し遂げられていく静かな革命によって、以前とは比べ物にならないほどの雄大で悠久の人生を、実は手にしていたのだと気づくのです。 

「私たちに与えられた光栄あるその奉仕の仕事のチャンスを楽しみに待ちましょう。そしてあなた方自身に精神的改革をもたらした同じ知識を同胞に授けてあげることができることの特権に感謝し、それがその人たちにも革命をもたらし、自分が愛と叡智にあふれた神の一部であること、その神は人間が人生から美とよろこびと輝きとを引き出すことをひたすらに望んでおられることを悟ってくれるよう祈ろうではありませんか。」(「シルバー・バーチの霊訓2」10章)