神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

基本的真理さえ分かれば

 人類の霊的進化はそのスタート部分でもたついています。基本の真理さえ分かればあとは順調に進化していくと思われるのに、その基本の受け入れが遅々として進まず、その間にどんどん間違いを積み重ね、ぐるぐると同じ低い位置で回転するばかりです。

「私が地上へ戻ってきたのは基本的な霊的真理をほんのわずかだけ述べるためです。私から見ればーーー地上の年齢で言えば私は大変な年寄ですーーーあなた方の世界が必要としているのは、神学という名の仰々しい抽象的な教義の寄せ集めではなくて、霊の力に動かされたいにしえの賢聖によって説かれた、宗教の根幹であるところの二、三の単純な真理、すなわち人類はお互いがお互いの一部であること、そして肌の違いの内側にはすべてを結びつける共通の霊的な絆があるということ、これだけです。」(「シルバー・バーチの霊訓2」4章)

 人種も国境も年齢も性別も関係なく人類は皆繋がった一つの霊です。それだけではありません、動物も植物も生きとし生けるもの、またあらゆる存在が、すべて一つの霊として地続きなのです。そして同じくらい重要なことは霊が永遠だということです。目には見えず実感できなくても決して衰えたり滅びたりすることなく生き続けます。

 そうとわかれば皆がもっと寛容で穏やかでおおらかになるはずですし、他者や自然を虐げたり愛の無い扱いをするなど神の道に背いてまで利益や快楽を追求することもなくなるはずなのです。

 基本の真理に立ち返ること。これがいつでも一番大事なのです。