神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

誰もが内なる力強い人である

 よく”人”という漢字は人間同士が支え合っている様子を表している、かように一人ひとりは弱い存在でたった一人では生きていくことができない(だからみんな助け合わなくてはいけない)、と言われます。しかしだからといって人間は本当に弱い存在なのかというとそうではありません。たしかに物質的、身体能力的にはそうかもしれませんが、内なる生命の源は永遠であり、物質の身体が弱かろうと、年を取って衰え失われようと、凛として活動し続けます。それは神の一部だからです。

 みんなが助け合わなくてはならないのは、一人ひとりが弱くて助け合わないと生きていけないから、ではなく、みんな神から生命力をいただく同胞であり巨大生命体の一員だから、なのです。

 物的弱さに惑わされないようにしましょう。内なる生命はそんなことに関わりなく充分に強く、いつでもいつまでも活動を欲してうずうずしているのです。

「現今のように物質性が勝り霊性が劣る状態から、逆に霊性が物質性を凌ぐまでに発達してくれば、霊界からの指導も随分楽になることでしょう。それは、間をつなぐものが霊と霊との関係になるからです。(中略)酷い辛酸をなめ、試練に試練を重ねた暁にはそうした霊も目を覚まし、自我に目覚め、霊的真理を理解し、自己の霊性に目覚め、神を意識し、同胞と自然界との霊的つながりを知り、宇宙の大原理であるところの霊的一体性を悟ることができるようになります。」

(「シルバー・バーチの霊訓1」5章)