神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

いつも大船の上

「メンバーの一人が第2次世界大戦中にシルバーバーチへの信頼心が大きな支えとなったことを告げると、シルバーバーチは、『私のことを私の背後に控える大きな存在の表象、代弁者、代理人と思ってください。その大きな力があなた方を包み、支え、その力があなた方を導いているのです。どこにいてもその知識を携え霊の世界との協力関係を確立した人は、イザという時にその豊かな力を呼び寄せることができます。』」

 晴れの日も嵐の日も、喜びの時も悲しみに打ちひしがれそうな時にも、大霊はその大きな愛で私たちを包み、守り、導いてくださいます。たとえ戦争のさなかにあってもそうです。第2次世界大戦の際、イギリスばかりでなくユダヤの人々にもこの知識が伝わっていればなあと思います。今ならウクライナの人々や世界中の難民にも。

 霊の世界との協力関係を確立するために必要なことはとてもシンプルです。自分は肉体にとどまる者ではなく、もっともっと大きな霊であり、そればかりでなく死などは存在せず永遠に生きるのだという霊的知識を心から受け入れることです。それができれば目には見えなくても大きな愛に自分が包まれていると感じられるようになっていきます。

「皆さんのような方が怖れたり、取越苦労をしたり、心配したり狼狽したりする必要はまったくありません。完璧な信仰は完璧な愛と同じく全ての恐怖心を追い払うものだからです。人間が恐れを抱くとまわりの大気を乱す波長を出し、それが援助しようとする霊を近づきがたくします。霊的な力が地上において本来の働きをするためには、静かで穏やかな確信ーーー全ての恐怖心が消え、より大きな生命力と調和した光輝が漂い、何が起きようと必ず切り抜けられることを信じ切った、そういう確信がなければなりません。」

 この確信を少しでも手にするだけで、人は他者に対しもっと寛容で優しくなれるはずなのですが。

(「シルバー・バーチの霊訓2」7章)