神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

親和性の法則

 目に見える世界、物質で構成される世界と目に見えない霊の世界とは分断されておらず完全に融合しています。人間だけでなくこの地上世界そのものが霊の世界を後ろ盾としてこのように表れています。ですので霊の世界における法則が物質的法則に反映する形で私たちの目にも見えるようになっています。

 そんな法則の一つが親和性の法則です。心から親しみ求めるものと、だんだん瓜二つになっていくのです。

 単に似ているということであれば一卵性双生児とか時には親子でも(特に年をとると嫌になるくらい)似ることがありますが、赤の他人であっても、それどころか人間以外のものとの間でも親和性の法則は働きます。

 どちらがお爺さんかお婆さんか分からなくなるくらい似てくる老夫婦とか、動物園の飼育員が担当の動物に似てくるとか、たとえばカマキリが大好きな人はやはりカマキリみたいな顔になってくるだとか、そういうことがあるのではないでしょうか。

 この法則を逆手に取るならばアイドルの推し活(これはこれで大いに効果がありますが)だけではなく、清く正しく美しい誰かを心から憧れ続け、その人のよう振る舞い続けることは、その人自身の人格向上に大きな助けとなってくれるでしょう。

「あなた方の心が愛と奉仕の精神に満たされているときは、あなた方を道具として用いようとする高級霊が引き寄せられます。憑依もそれと同じ法則によって発生します。法則は善の方向だけに働くのではなく、悪の方向にも働きます。最高の奉仕のために働く法則は、悪なる行為にも働くのです。あなた方は高く上がることが出来ますが、低く堕ちることもできるのです。どちらも同じ法則(親和性の法則)の働きです。その法則は、あなた方の選択に応じて働きます。」

(「シルバーバーチの教え」12章)