神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

それを造ったのは神か人か

「人間のこしらえたものを崇めるわけにはいきません。宇宙の大霊によって作られたもののみを実在として信じます。」

 誤った概念、虚偽、偏見、無知・・・これらによって人類は長らく支配され苦しめられています。それは言い換えるなら人間のこしらえたものを崇め続けてきた結果でもあります。

 先日NHKヒトラーチャップリンを対比させた番組を見たのですが、二人は生まれたのが数日しか違わないそうです。しかもチョビ髭がトレードマークでそっくりです。チャップリンは、ヒットラーは狂人で自分は喜劇役者だが一歩間違えばまったく逆になっていたかもしれないと語っていたそうです。ヒットラーは、その映像を見ると(演説の様子だからでしょうが)国家という人間のこしらえたものを崇めていたようです。一方チャップリンはそうではなかった。そういうことではないかと思います。人間の造ったものはそれが壮大であれば壮大であるほど、それを崇める者を束縛し苦しめます。宇宙の大霊の造ったもののみを実在と信じる、そういう意識を忘れなければ過ちに陥るのを防げるのではないでしょうか。

「地上の人間がこれまであまりに永いあいだ振り回され隷属させられてきた誤った概念と虚偽、偏見と無知を無くしていくには、地上の生命現象と生活現象のすべてがその(宇宙の)絶対的法則によって支配されていることを教える以外にはありません。その知識が少しでも増えれば、それだけ理解力も豊かになることでしょう。真の美しさを遮っていたベールが取り除かれ、有限の地上的存在の視野を超えたところに存在する、より大きな生活を少しでも垣間見ることになるでしょう。」(「シルバー・バーチの霊訓3」4章)