神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

神をとおしてつながる社会

「一度あなたも私と同じように、経済問題の生じない世界、お金が何の価値もない世界、物的財産が何の役にも立たない世界、各自があるがままの姿をさらされる世界、唯一の富が霊的な豊かさである世界、唯一の所有物が個性の強さである世界、生存競争も略奪も既得権力も無く、弱者が窮地に追いやられることもなく、内在する霊的能力がそれまでいかに居眠りをしていても存分に発揮される世界に一度住まわれたら、地上という世界がいかにむさ苦しく、いかに魅力に乏しい世界であるかがお判りになると思います。その地上世界をなんとかしなければならない。(中略)人生に迷い、生きることに疲れ果てている人類に進むべき方向を示唆し、魂を鼓舞し、悪戦苦闘している難問への解決策を見出させるにはそれ(霊的法則についての知識を伝える)しかないということを聞かされたのです。」(「シルバー・バーチの霊訓3」10章)

”死ぬまで治ることはない”と思えるほどのウツやPTSDにとって、他者や社会とのつながりを確信できることほど薬になるものはないのだそうです。それは実際に目に見えるかどうかはあまり関係がなく、家族と一緒にいても孤独を強く感じる場合もあれば、北欧の人々のように滅多に人と会わなくてもしっかりつながっていることが確信できていれば寂しさをあまり感じずに暮らせる場合もあるようです。

 目に見えるつながりではなく、つながっていることの確信が大事。それは具体的な一人ひとりの人間だけでなく神をとおして社会、世界とつながっているという確信に置き換えることもできるのではないかと考えています。

 ただ一人家の中でじっとしていても、そのこと自体に、また色々なことに、感謝の気持を感じられる。それがつまり霊的な豊かさであって決して孤独ではないことを教えてくれていると思うのです。