真の富はその人の本性にかかわるものであり、その人の霊が拡大・深化・成長することでもたらされるものです。
モノはこの世限りの手慰め、おもちゃのようなものです。それをいくら溜め込んでもそれだけでは決して真の満足は得られないのです。
真の富、本性の進化は身体による制限を受けません。本性が霊であるために永遠なのです。そのことに納得できればあたふたと焦ったりヤケを起こしたりしなくなります。自由になれるのです。
「大切なのは物的なものーーーそれはそれなりに存在意義はあってもーーーではなくて、それ（自分が霊的存在であること）があなたの本性、永遠の霊的本性に与える霊的な意義であることを自覚することができるようになれば、どれだけ素晴らしいことでしょう。」
「所詮はあなた方も霊的存在なのです。真の富はその本性に宿されているものだけであって、それ以上ではありえませんし、それ以下でもありえません。そのことを生涯を通じて悟っていかなくてはいけません。それを悟った時、あなたは真の自分を見出したことになり、自分を見出したということは神を見出したということになり、そうなった時のあなたこそ真の意味での賢者と言えるのです。」（「シルバー・バーチの霊訓４」４章）
