神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

真の平安は、ただ真理の理解による

 年をとると段々心細くなります。世の中の流れについていきにくくなります。コンピューターやスマホなんてとても使いこなせません。親は年老い、心を励ましてくれるような友達はいないし、子供は口も聞いてくれません(みんな自分のせいですが)。そうなるとあとは妻だけになります。その妻ももし自分より先に逝ったらと思うだけでとても心細くなります。順番として絶対逆でなければと思うのに、そのくせ自分の健康に気を使いすぎるのはどうなのか、という気もします。まだまだ自己中心で考えていることに気付かされます。

 しかし霊的真理の学びの中で知り合った男性たちの中には、愛する奥さんを亡くされた大きな悲しみの中で真理と出会うという方が何人かおられました。自分だったらそんな苦しみに対処できるだろうかと今になって考えます。しかしそれでも、そんな大きな苦しみを乗り越えさせてくれるのもきっと真理なのです。だから彼らも真理へと導かれたと思うからです。

 もっと深い平安を得たければもっと真理を理解することだと思います。

「地上にはぜひ私たちのメッセージが必要です。霊のメッセージ、霊的真理の理解、自分の心の内と外の双方に霊的法則と導きがあるという事実を知る必要があります。そうと知れば、迷った時の慰めと導きと援助をいずこに求めるべきかわかるでしょう。

 こうした仕事において私たちは、自分自身のことは何一つ求めていません。栄光を求めているのではありません。地上の人たちのために役立てばという、その願いがあるだけです。長い間忘れられてきた霊的真理を改めて啓示し、新しい希望と生命とを吹き込んでくれるところの霊的なエネルギーを再発見してくれるようにと願っているだけです。」

(「シルバー・バーチの霊訓4」4章)