神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

イマジン

 霊の目に地上世界はこう映っているそうです。

「光もなく活気もなく、うっとうしくて単調で生命力に欠けています。たとえてみれば弾力性のなくなったヨレヨレのクッションのような感じで、何もかもがだらしなく感じられます。どこもかしこも陰気でいけません。したがって当然、生きる喜びに溢れている人はほとんど見当たらず、どこを見渡しても絶望と無関心ばかりです。」

 ここまでひどく言われるほどではないにしろ、十分重苦しさを感じている人は多いのではないでしょうか。

「あなたがたはまだ霊の世界の喜びを知りません。肉体の牢獄から解放され、痛みも苦しみもない、行きたいと思えばどこへでも行ける、考えたことがすぐに形を持って眼前に現れる、追求したいことにいくらでも専念できる、お金の心配がない、こうした世界は地上の生活の中には喩えるものが見当たらないのです。」

 しかし、考えてみてください。想像してみてください。地上世界は苦しくとも、我々は霊として今、現に美しい霊界の住人でもあるのです。魂の国籍は霊界に属しているのです。目に見え体で感じられる世界の奥に、その世界は広がっているのです。その世界においていま実際に真の自我がくらしているのだと想像してみるのです。するとやがて心が晴れ晴れとしてくるのを感じるのです。(「シルバー・バーチの霊訓4」5章)