神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

大人はみんな大きくなった子供

 いつもここを訪れてくださってありがとうございます。わたし自身そんな気持ちはなかったのですが、ここを訪れた皆さんにとって、今はまさに自我を見出す絶好の機会なのだそうです。そこで自我とはなんだろうと自分なりにちょっと考えてみました。

 自我とは別の言い方をすると、自分らしさ、ではないでしょうか。そして自分らしさの大きな要素が、何が大好きか、三度の飯より好きなものは何なのか、ということではないでしょうか。おそらく大多数の人にとって、その好みは子供のころのそれとつながっているものに違いないと思います。毎日毎日霊のことを書いている私について言えば、やっぱり霊的なことが好きということになると思いますし、小学生の頃にも近くの神社に心霊写真を撮りに行ったことを今でも覚えています。

 いつまでも子供の頃のおもちゃで満足してはいけないというようなことをシルバーバーチは語っていましたが、そんなことを言われなくてもみんな大人になれば満足できる水準は高くなります。しかしだからといっておもちゃだとか趣味だとか遊びだとか、大人なのだからという理由でそんな大好きだったものを否定したり隠したりしなければならないわけではありません。

 むしろ子供時代のことを思い出して、好きだったことを掘り起こしてみてはどうでしょうか。子供の頃はお金なんてなくても楽しく毎日過ごしていたのではありませんか(今時の子どもたちのことはわかりませんが)。老い先短いのにそんなこと、なんて思わないでください。グランマ・モーゼスのような人もいます。しかも私たちには霊的真理が明らかにされていて、寿命なんか気にせず永遠の人生が目の前に開けているのですから。

「縁あってあなたのもとを訪れたということは、その人にとって自我を見出す絶好機がめぐってきたということです。成功すれば、あなたは他人のために自分を役立てる機会が与えられたことに感謝なさることです。もし失敗したら、その人のことを気の毒に思ってあげることです。」(「シルバー・バーチの霊訓8」2章)