ここでご紹介している高級霊からの教え、霊訓というのは一面では難しい骨の折れることを要求するかのようですが、実はそれが正しい生き方であり自分で自分を救う方法でもあるのです。しかもそれだけではありません。霊の教えにはもう一つ、人間が誰しも持っていながら長らく忘れ去ってしまっている特別な能力に気づかせてくれるという側面があるのです。利得にさとい人はこの理由からだけでも霊訓を紐解いてみようとするのではないでしょうか。
「私たちの目的は、人目を引くことばかりしたがる見栄っ張りを喜ばせることではありません。人類の霊性を引き上げ、使わずに忘れ去られてきた大霊から授かった霊力をもう一度、見出させてあげることなのです。」
霊力とは空中を浮遊するとかポルターガイスト現象を起こすとかそんなちゃちなレベルの話ではありません、物質界を支配し生命を生命たらしめている力です。それを人間も扱うことができるというのです。ただしその霊力は大霊の意図に沿う形で用いようとするのでなければ用いることはできません。
「大霊のために自分を役立てようとする人間は皆、大霊の霊媒です。」
「自分を愛するように隣人を愛することです。人のために役立つことをすることです。自我を高めるように努力することです。何でもよろしい、内部に宿る神性を発揮させることです。それが最高の霊媒現象なのです。」
このようにすることで大霊の光が見えるように魂の目を開くことが出来ます。霊訓はこのようなことも教えてくれるのです。
（「シルバーバーチの教え」14章）
