神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

魂の故郷に帰る旅

 年齢を重ねるうちにだんだん元気が減ってきて、意欲の衰えを感じるようになっても、最後まで残るのが美を求める気持ちではないでしょうか。それは私たちの魂が帰る場所を思い出させてくれるからかもしれません。

「こちらでは話すということはしません。お互いが思ったことを翼に乗せて送るのです。それは、あっという間に空間を飛んでいきます。返事も同じようにして届けられますから、言葉は要らないのです。心の中に美しい絵を描いて、それを瞬時に送ることもできます。こちらにはあなたが住んでいる世界より、もっと多くの美しいものがあります。樹木や花や鳥、小川もあります。美しい絵が欲しいと思うだけで、すぐにそれをつくることもできます。必要なものは何でもつくれるのです。」(「シルバーバーチの教え」22章)

 このような世界の記憶が魂に刻まれているために、それをなんとか地上でも再現しようとします。画家であればやむにやまれず一生涯、絵を描き続けようとするのではないでしょうか。

 そんな美しい魂の故郷への思いを誰もが持っていると思います。

 これから霊的に進化していく世界では、すべての人がそれぞれのやり方で芸術表現を極めようとすることでしょう。