神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

外に向かう覚悟

 今朝、引力を感じるのは”覚悟”という言葉です。死ぬときには死ぬんだ。「血圧はほっとくのが一番」という本に、そんな覚悟が必要だなんて書いてありました。医師が書いた本ですが中村天風のお弟子さんでもあるそうです。いかにもという感じです。

 たしかに四六時中死んだらどうしよう死んだらどうしようと考えていたら、自分のワクの中から出られなくて価値ある人生が築けなくなってしまいます。何のために生きるのかを考えれば、死んだらその時はその時と突き放して考える方がいいのです。

「自分を犠牲にする覚悟のできていない人間は、価値ある仕事を達成することは出来ません。これは、こうして霊界での生活を犠牲にして地上へ戻ってきた私たちが身をもって学んできた教訓そのものなのです。」

 霊界の高級霊が身をもって学ぶほど”覚悟”というのは大事なのですね。そのことが印象的です。

 とはいえ自愛という言葉があるようにここでもバランスは必要です。天気がぐずついてなんだかゆっくり休んでいたいときに自己犠牲自己犠牲と無理する必要はないでしょう。まずは自分のワクから出て積極的に心を開くべき時に一歩二歩と決断して外に向かうことができればいいのではないでしょうか。

「何よりも大切なことは、あなた方の心と魂を”愛”で満たすことです。そうすれば同じように愛にあふれた霊以外は近づきません。」

「恐怖感・悩み・心配等の念に心がとらわれて壁をつくり、彼ら(愛する霊たち)が近づくことを困難にするときもあります。悲しみの涙に暮れていると、その涙であなたを愛する霊たちを遠くへ押しやってしまいます。穏やかな心・安らかな気持ち・希望と信念と自信に満ちた明るい雰囲気に包まれているときには、大勢の霊が寄ってくることを実感するようになります。」(「シルバーバーチの教え」14章

 壁をぶち破るのに、死ぬ時は死ぬんだ、と思っていると有効ですが、本当は自分は霊なので死なないし、まず霊として生きるべきなのだと知っている方が、ずっと穏やかで強くて上だと思っています。