神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

新人類の自己認識

「嫉妬心、口論、諍い、殺人、戦争、混乱、羨望、貪欲、恨み、こうしたものを地上より一掃することは可能です。そして、それに代わって思いやりの心、親切、優しさ、友愛、協力の精神によって生活のすべてを律することができます。それにはその根幹として、霊性において人類は一つであるとの認識が必要です。」(「シルバー・バーチの霊訓1」1章)

 一人ひとりはバラバラで激しくぶつかり合う原子や分子のような存在ではなく、それぞれ大いなる生命が様々な顔をして現れてきているのであり、みんな奥底ではつながっています。大いなる生命にとって見れば自分の末端どうしが争っているのです。そんなことは気づいてみればアホらしいことではあります。ですので人類は一つとの認識が必要です。

 もう一つ付け加えたいと思うのは、人類は(例えば地上という)同一平面上に様々に現れてきているだけではなく時間の上でもその時々に応じて様々に現れるということです。前世はホームレスで来世はマハラジャであるとか、そういうことです。たまたま現世で好きなことが阻まれてしまっていても、いつの世かは必ずできるようになります。それを楽しみ(希望)にして生きるのです。そう、私たちは永遠の存在であるという自己認識、これが愛と寛容にあふれる世界を創造するために必要です。