神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

仕事における誇り

 何十年も仕事をしてきていながら、鈍感な私は仕事に誇りを感じるというのがどういうことなのか、よくわかっていませんでした。なんとなく仕事を通じ人の役に立っていると実感して満足することだろうと思っていました。

「人類の福祉のために働く人々は、予期した以上の成果を得ることになるのです。人類の福祉がかつて真の意味での成果を勝ち得たことは一度もありません。いつも裏切られ、好機を奪われ、邪魔が入り、その神聖なる使命の達成を阻止されて来ました。その使命とは、人類の全てに一人の例外もなく宿されているところの神性を最大限に発揮させることです。」

 福祉の現場で働く人は多いですが、中にはただ生活費を稼ぐためと割り切っている人もいるかもしれません。しかしそんな人でさえ「予期せぬ成果」を得ることになるのです。きっとその成果を驚きをもって実感するのは本人の死後かもしれません。しかしせっかく崇高な仕事に携わっているのですから成果も出来る限り味わいたいものです。

 そのために霊的知識がきっと助けになります。人類の福祉のために働くことは、ただ単に苦しんでいる人を支え憲法25条の守り人として活躍するということではなく、一人ひとりが最大限神として顕現できるように助けることなのです。

 福祉の現場は非常に広く多様です。そして神性顕現というその本当の目的を理解するなら、その予期せぬ成果を地上にあっても垣間見ることができるのではないでしょうか。

「相変わらず絶望感が支配し暗黒の多い地上世界にあっては、光明と真理のために闘う人々が不安や懸念を抱くようなことがあってはなりません。強力な霊力、宇宙最大のエネエルギーがその献身的な仕事を通して守護し援助してくれているからです。正しい道を歩んでいる限り勝利はきっとあなたのものとなります。」

(「シルバー・バーチの霊訓2」4章)