神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

万事がうまく回り始める一つの条件

 貯金できたり金運が良い人に共通する特徴の一つに、他人と比べない、他人を羨ましがらないというのがあるそうです。

 他人と自分を比べて羨んだり自己卑下したりしないというのは、ただ金運を良くすることにとどまらず、あらゆることがうまく回り始めるための必須条件ということができます。

 他人と自分を比べるとどうしてもついて回るのが不公平感です。不公平感が短気や自棄(やけ)をもたらすこともあります。中には世の中不公平なのは当たり前と開き直る人もいます(それはそれで心が安定するのであればいいのですが)。しかし実は不公平と思えることは人間の視野狭窄からくる誤解なのです。万物の生みの親である愛なる大霊が統べ治められるこの宇宙に、不公平などというものは存在しません。それなのに不公平感を抱くということは宇宙の法則に反しますから、当然物事がうまく回らなくなるのです。

 他人と自分を比べない(さらに言えばこの地上人生一回かぎりで決算しない)というのは間接的にこの摂理違反の回避につながるのです。また不公平感から解放されて心穏やかであれば、神性の顕現という人生の目的に向け、大霊からさらなる何物にも代えがたい力をいただくことが出来るのです。

「私はあなた方に較べれば遥かに長い年月を生き、宇宙の摂理の働き具合を遥かに多く見てきましたが、私はその摂理に絶対的敬意を表します。なぜなら、神の摂理がその通りに働かなかった例を一つとして知らないからです。こちらへ来た人間が”自分は両方の世界を体験したが私は不公平な扱いを受けている”などと言えるような不当な扱いを受けている例を私は一つも知りません。」

「せっかちと短気はいけません。せっかくの目的をだいなしにします。内部から援助してくれる力は静穏な環境を必要とします。(中略)正しい条件さえ整えば、その神性は、神からの遺産として、あなたに人生の闘いを生き抜くあらゆる武器を用意してくれます。せっかちと短気はその自由闊達な神性のほとばしりの障害となるのです。

 故にあなた方は常にリラックスし、受け身的で穏やかで平静で、しかも奥に自信を秘めた状態であらねばなりません。その状態にある限り万事がうまくいき、必要とするもの全てが施されるとの確信をもたなければいけません。」

(「シルバー・バーチの霊訓1」2章)