神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

腹落ちしてこその真理

 人は死を乗り越えて永遠に生きる。人生の目的、真の幸福は霊的成長であり、その実現のためには我を忘れて人のために尽くすこと。これらの真理はそれを真理として納得した人にとってこそ真理であって、そう受け取れない人にとってはただの戯言、せいぜい綺麗事のようにしか聞こえないでしょう。そういう人にとっては真理の方も表面をサーッと流れるだけで本格的に絡んでこようとはしないと思います。しかし、真理に納得し腹落ちして、これこそ本物だと思うようになったときから段々と真理とその人との関係が深まっていきます。

 真理は腹落ちしてこそ真価を発揮するように思います。とはいえ一足飛びにその段階へ至るのではなく少しずつ受け入れ、少しずつ体現していくというのが実際の生き方でしょう。何冊もある霊訓の中から少しずつ受け入れられる部分を増やし、試し、我が物として深めていけばいいのだと思います。

「私たちのメッセージは全人類を念頭に置いております。いかなる進化の階梯にあっても、そのメッセージには人類が手に取り理解しそして吸収すべきものを十分に用意してあります。人類が階段の一つに足を置きます。すると私たちは次の段でお待ちしています。人類がその段まで上がってくると、また次の段でお待ちします。こうして一段また一段と宿命の成就へ向けて登っていくのです。」(「シルバー・バーチの霊訓5」2章)