神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

不自由を相手にするな

「私はいつも”死”は自由をもたらすものであること、人間の世界では哀悼の意を表していても、本人は新しい自由、新しいよろこび、そして地上で発揮せずに終わった内部の霊性を発揮するチャンスに満ちた世界での生活を始めたことを知って喜んでいることを説いております。」(「シルバー・バーチの霊訓5」2章)

 地上では私たちの思い通りにならないことばかりです。魂が重い物的身体にまとわりつかれて思いのまま走ったり飛んだりはできません。おまけに身体の五感に感覚機能を制限されてごく限られた世界しか感知できず、それもしばしば(他人の心などを)誤って認識したりします。魂が真に自由になるのは”死”をまたねばならないかもしれません。

 しかしそのことにばかり引きづられて、地上人生を不平不満に埋もれてしまえば、元も子もなくなるというか非常にもったいないことになります。

 地上世界の不自由の根本原因は物質性にありますから、これはどうしようもないことなので、それを前提にして、それではこの世界で可能なかぎり自由を実現するためにはどうしたらいいのか、プランBを実行すべきです。

 身体の制限、時間や経済の制限、生きている時代や社会の制限などを受け入れつつも、本来自由である我が魂はいま何を求めているか、胸に手を当てて静かに耳を傾けることから始めたいと思います。