神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

人間を解放する真理

 ふだんは日本の行く末のことなど問題が大きすぎて考えないのですが、長く見積もって自分があと50年くらい生きるとしたら、個人的問題を超えていろいろ頭を抱えたくなるような大問題が横たわっているのを感じます。

 今の日本人はますます子供を産まなくなっていることもそうですし、働かない若者が増えているという問題もあります。将来そんな人たちに代わってロボットが働くのでしょうか。介護などが必要になった時私たちはロボットに介護されるのでしょうか。

 箕面高校から何人も外国の有名大学に入学させて有名になった元校長先生が、今は2030年ごろの社会を考えて教育する必要があると語っています。しかしそのココロはシンプルに身近な問題を解決する能力をいかに養うかということだそうです。

 人間の抱える問題というのはいつの時代も、身体的、精神的、そして霊的問題に尽きます。人間はこの3つの側面から成り立っている存在だからです。ということは、いつの時代になっても結局、霊的真理をいかに深く体得し、忠実でいられるかが大事であり、教育の要点もそこにあるということだと思います。

「私たちの目的は魂を解放することだけが目的ではありません。見るも気の毒な状態におかれている身体を救ってあげることにも努力しております。つまり私たちの仕事には三重の目的がありますーーー精神の解放と魂の解放と身体の解放です。」

「私たちの説いている真理は人生のあらゆる面に応用が利くものです。宇宙のどこを探しても、神の摂理の届かないところがないように、地上生活のどこを探しても私たちの説く霊的真理の適用できない側面はありません。」(「シルバー・バーチの霊訓5」2章)

 人間がどのような問題からも完全に解放されるために、霊的真理の普及を欠かすことはできません。