神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

脳活動にバランスを

 人間は肉体、精神、霊から成り立っていて三位一体とか言いますが、力関係としては肉体は精神に従い、精神は霊に従い、全体が霊の支配下に従順であるのが健全な状態です。身体を支配する精神に関しては急速に発達している脳科学の知識を積極的に取り入れるのが有効で、そうしないと勿体ないです。

 脳には無限の可能性が秘められています。以前イチローが出ていたコマーシャルで、限界を自分で作ってしまうとそこまでしか行けない、限界は作るべきじゃないというのがありましたが、脳の可能性もその通りなのです。

 脳の活動には3つのフェーズがあるようです。一つは未使用部分の開拓です。それは硬い地面を耕すのと同じで痛いし疲れるし気が進みません。しかしそれをしなければいつまでも脳は成長できません。嫌だなとか面倒くさいとか感じるときは脳を開拓する機会ですから進んで取り組むべきなのです。そうやって疲れた脳を休ませる休息も一つの脳活動のフェーズです。睡眠によって脳は体温を下げて掃除と整理整頓を行いますから良質の睡眠を取らねばなりません。これはもういまや常識でしょう。

 さて三番目の脳活動ですが、それは好きなことをやる脳です。好きなことをやってストレスを吹き飛ばし活力を得るのです。その活力が成長の原動力となりますからこれも非常に大事です。

 自分は何が好きなのか、喜びに満たされるのかを考えると、それは(身体や精神よりも)魂の欲望を満たすときでしょう。そして魂は神によってあらかじめ与えられた役割を果たしたいという欲望を持っています。つまり自分自身を人のために役立てることがその人の真の喜びであり好きなことなのです。

「私はたびたび言っておりますーーーあなた方は知識を手にされた。しかし同時にその知識に伴う責任も担われた、と。」

「私たちが今まさに欲しているのは、もっと多くの道具ーーー背後から導き鼓舞してくれる霊の力に満腔の信頼を置いてくれる人材です。霊的実在を悟りそれを他の同胞のために使用してくれる人、真理を暗い生活の灯として持ち歩いてくれる人です。」

(「シルバー・バーチの霊訓5」3,4章)