神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

それぞれの理想の設計図

 性的指向は神から与えられた個性だと思うので、大切にしなくてはならないし、そもそも自分の意志でどうこうすることも出来ないと思います。しかし、そのことと同列に扱うべきではないことですが、その性的欲求を満たすために神の愛に背くようなことをするのは、罪になります。

 盗撮などの性犯罪が後を絶たないのを見るにつけ、みんな欲望つまり身体の欲求の奴隷になってしまっていると思うのです。それが治まってからようやく気づくことは、自分の身体とは別に魂にも願望が燃え続けているということです。

 人間は身体・精神・霊の渾然一体ですから、どこまでがそれぞれの願望か、はっきり区別できるわけではありません。しかし、身体の炎が穏やかになってから見てみると魂にも願望があり、その願望が行き着く先である理想世界の設計図が自分の中に刻まれていることに気づくのです。

 その理想に向かって活動することが、大霊による宇宙の創造に参加するということだと思います。

 しかし、そこに至るまで一人ひとりが自分で道を切り開いていかねばなりません。たとえその途上でどんな間違いを犯すことになろうと。

「次のことを忘れてはいけません。他のすべての人と同じように、あなたの人生も、あなたの個性をあなた自身で発達させるための手段だということです。あなたの代わりにそれをやってくれる人はいないということです。魂の成長は個人的な問題です。」

(「シルバー・バーチの霊訓2」3章)