神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

”あの人”に会えるとしたら

 横田早紀江さんがめぐみさんとの再会を待ちわびつつも、もうくたくただとおっしゃっているのを聞いて、どうか楽になって欲しくもあり、しかしそう申し上げるわけにもいかず、なんとも表現しようのない気持ちになりました。なんとかしたいけれど、どうしようもないという時の気持ちです。

 どうしても会いたいけれど会えるはずもない(めぐみさんのことではなく)、そんな時どうすればいいか考えたいと思います。

「私たちは大勢の霊が地上へ戻ってくるのを見ております。彼らはなんとかして自分が死後も生きていることを知らせたいと思い、あとに残した人々に両手をさしのべて近づこうとします。やがてその顔が無念さのこもった驚きの表情に変わります。もはや地上世界に何の影響も行使できないことを知って愕然とします。どうあがいても、聞いてもらえず見てもらえず感じてもらえないことを知るのです。情愛にあふれた家庭においてもそうなのです。」

「愚かにも人間の大半はこの粗末な五感が存在のすべてでありそれ以外には何も存在しないと思い込んでおります。」(「シルバー・バーチの霊訓5」3章)

 五感に縛られていると亡くなった愛する人がせっかく近づいてきてくれても感知できません。どうすれば五感を超えた霊的認知を得ることができるでしょうか。霊的能力を発達させられればいいのですが、そうしなくても五感から解放されている状態、たとえば夢の中で出会うことができるのではないでしょうか。

 人間は毎夜夢の中で身体の束縛を離れて魂として自由に活動するといわれます。私も亡くなった家族と夢の中で思いがけず出会って新鮮な驚きと喜びに包まれるということが何度かありました。会えるはずもないと思い込んでいるとしても、きっと夢の中で出会えるのです。