バランス感覚を大事にする。正しい視野を保つ。偏見に惑わされず公正さを失わない。これらは究極的にはどういうことでしょうか。
「大切なのは正しい平衡感覚、正しい視点を持つこと、そして俗世的な悩みや心配事や煩わしさに飲み込まれてしまって自分が神の一部であること、ミニチュアの形ながら神の属性のすべてを内蔵している事実を忘れないようにすることです。」
私たちは一人ひとりが神なのです。これが基本の基本です。すべてはそこから導かれてきます。
「私の言っていることが間違いでないことは私自身にも確信があります。地上のすべての人にそれを確信させてあげれば視野が広がり、あらゆる困難に打ち勝つだけの力が自分の内部に存在することを悟って取越苦労をしなくなり、価値ある住民となることでしょう」
ではなぜ神である私たちは地上でこんなにも苦労を重ねなければならないか。それはボスである大霊の配慮があるからです。困難に打ち勝ってより神らしくなっていくためです。
「霊の宝は神の子一人ひとりの意識の内部に隠されているのです。」
「その事を忘れず、その考えを日常生活に生かすことさえできれば、あなた方を悩ませていることがそれなりに意義をもち、物的、精神的、霊的に必要なものをそこから摂取していくコツを身につけ、一方に気を取られて他方を忘れるということはなくなるはずです。」
困難を前に、神である私たちはどう行動するべきか。そこが常に問われるのです。
（「シルバー・バーチの霊訓６」10章）
