神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

だれでもができる基本の善行

 世界にはどうやって解決したら良いのか、そもそも解決することなど可能なのか、という問題がいくつもあります。異常気象と気候難民の問題、戦争と戦争の噂、政治の腐敗、少子(無子?)高齢化など、どれもこれももうだめなのではないかと諦めてしまいそうになります。しかしその原因が人間の無知からきている、無くもがなの問題であっても、すべての生命は霊であり永遠に成長を続け、たとえ地上から退去することになっても新たに置かれた世界でそこにふさわしい表現形体でもって生存し続けます。

 私たちは大きな問題にいきなり取り掛かろうとする前にまずは小さな身近なことに忠実でなければなりません。でないと大きな問題が解決できるはずがありません。

 だれでもができる正しい行動は神とのつながりを思い出し取り戻すことです。そうしてその開かれた心で他者にも接するようにすることです。そうすることで神の愛が徐々に地上に広がっていくからです。

「あなた(牧師)もいつの日か天に在す父のもとに帰り、今あなたが築きつつある真実のあなたに相応しい住処に住まわれます。(中略)神はすべての存在に宿るのです。悪徳のかたまりのような人間も、神か仏かと仰がれるような人と同じように神とつながっているのです。あなた方一人ひとりに神が宿っているのです。あなたがその神の心をわが心とし、心を大きく開いて信者に接すれば、その心を通じて神の力とやすらぎとが、あなたの教会を訪れる人々の心に伝わることでしょう。」(「シルバー・バーチの霊訓5」11章)