神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

魂は羽化を目指す

 魂の成長段階は蝶のそれに似ています。蝶は卵から孵ったあと幼虫、蛹、成虫へと成長しますが、人間の魂も大霊から分離した個霊という幼い霊の段階から地上で肉体に覆われてしまう蛹の段階、そしてそこから魂の目覚めという羽化を経て大人の霊へと成長します。大人の霊の見せる個性というのは蝶の羽の模様ににてそれは美しいことでしょう。

 ここに魂が目覚めねばならない理由があるような気がします。私たちが肉体という重荷を背負い地上で様々に不自由を味わい時に病に苦しむのもそのための準備なのです。決して無意味に苦しむのではありません。その段階を経て魂の準備が整い、一人ひとりが個性豊かな美しい魂へと羽ばたいていくことができる。それが進化の道程なのです。

「肉体は治った。つづいて魂の方を、ということになるべきところですが、そこから進化という要素が絡んできます。」

「大切なのは、まず病気を治してあげることです。その上に魂まで目覚めさせてあげることはなお一層大切なことです。が、一方は成就できても他方は成就できない条件のもとでは、その一方だけでも成就して、あとは”時”が解決してくれるのを待ちましょう。魂にその準備ができるまでは、それ以上のものは望めないからです。」(「シルバー・バーチの霊訓6」10章)