神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

きちんと考えて行動する

 人間は生きていくための最低限の活動を無意識に行えることに加えて、他の多くの生物とちがい意識を与えられ、中でも自由意志という大きな恵みを与えられています。他の生物にはない特徴であるこの精神的資質(能力)を高めていくことは、人間にとって当然の義務であることは明白です。

 精神修行と一言で片付けることは簡単ですが、これはとても重要なことなのです。妄想とか気休めなどと言っておろそかに捉えてはならないのです。というのも死後にも人生の続く人間にとって、このことが次のライフステージで成長していくための大切な基礎となるからです。周囲の意見や常識にとらわれることなく自分自身の精神をしっかりと働かせ、その上で行動する。地上生活はそのための訓練の場であるのです。

「地上の人間は自分の精神に具わっている資質(能力)の使い方をほとんど知らずにいます。ついでに言えば、その精神的資質が次の進化の段階での大切な要素となるのです。その意味でこの地上生活において思念を行為の有効なさきがけとする訓練をすべきです。きちんと考えた上で行為に出るように仕掛けるべきです。ですが、思念の使い方を知らない人がなんと多いことでしょう。わずか五分間でも、じっと一つのことに思念を集中できる人が何人いるでしょうか。実に少ないのです。」(「シルバー・バーチの霊訓7」10章)