神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

優柔不断も悪くない

 人生は決断の連続だと言っていつも果敢に決断を下し、たとえその結果が芳しいものでなくてもしっかり向き合って逃げない。そういう態度はとても立派だと思いますが、地上で生きる限り私たちの視野は狭められていて自力では往々にして決断を誤ります。もちろんそんな失敗も、また苦労も、霊的成長につながるのですからすべて良いことであるのには違いがないのですが。

 ここで私は何が言いたいのかというと、決断することも大事ですが、あまり思い詰めることはないですよということです。というのは取越苦労や心配、恐怖心などと同様、思い詰めると背後霊を遠ざけてしまうと思うからです。

 いつも心身をリラックスさせる、これが大事です。そうしていれば心配しなくてもいつも背後霊が必要に応じ導きや気付きを与えてくれて、決して大きな不要な失敗はしなくなりますし、正しい人生のルートから大きく外れることもなくなるのですから。

「最終的にどう決めるかはあなたご自身です。私も出来る限りの援助はいたします。が、時として私たちにも如何ともしがたい状況というものが生じます。あなたの自由意志を無視するわけにはまいりません。」

「私には皆さんに対する愛があります。もし無かったら今こうしてここにいることもないでしょう。私たちにとって地上という世界は何一つ魅力はありません。なのにこうして戻ってきて皆さんの中に混じって皆さんとともに仕事をするのは、皆さんに対する愛があるからです。」

「私は、私が間違いない真理だと信じたものを欺くようなことは申せません。目的とすべき理想、霊的真実に基づいた処世訓、それを忠実に人生に応用すれば、霊としての当然の遺産であるべき豊かさをもたらしてくれるもの、それをお教えするだけです。」

(「シルバー・バーチの霊訓8」3章)